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2026/04/20

「新埼玉県立図書館基本計画(案)」への意見を提出しました

Tweet ThisSend to Facebook | by 埼玉支部
「新埼玉県立図書館基本計画(案)」に対する県民コメント(意見募集)
県のページへのリンク)が実施されたことから、
学校図書館問題研究会埼玉支部は県内に所在する団体として、以下の意見を提出しました。

基本計画(案)の該当ページ

意見

p11(主に後段の<新県立図書館の主なサービスのイメージ>に関して),

p19(「多様な学びと交流の機会の提供」のなかの「情報を発見する機会の提供」について)

「新埼玉県立図書館基本計画(案)」では、地域資料以外は開架書架・閲覧席で利用することができないように見受けられる。しかし、地域資料以外においても開架書架・閲覧席などのリアルな場が無くては、都道府県立図書館として必要な調査・研究のための機能を果たすことや、利用者が偶然の閃きや新たな発見といったことを得ることができないのではないかと思われる。「新埼玉県立図書館基本構想」もこのことを否定はしていないはずで、地域資料以外において開架書架・閲覧席を設置しない理由を見出すことができない。基本構想と基本計画の内容が乖離しているように思われる。

基本構想への県民コメントにも「直接サービスを実施しない、あるいは大幅に縮小するのであれば、明示すべき。直接サービスも実施することを期待する」という旨の意見(コメントNo.37)があったが、これに対しても「今回お示しした4つの機能は、重点化する主な機能を記載したものであり、これ以外の機能やサービスを縮小するものではありません。」との回答をされており、このこととも矛盾しているように感じられる。もし、地域資料以外のブラウジングができない形になるのであれば、現在ある蔵書はどう活用するのかなど、利用者の利用方法の想定を示していただく必要もある。

デジタルシフトも当然必要であるが、これまでに収集した冊子体の書籍も蔵書として存在し、今後も収集が続くはずである。これを利用者が直接利用することもできるように、書庫棟(熊谷地方庁舎A駐車場)にも開架書架や閲覧席を設けていただきたい。

p11(主に後段の<新県立図書館の主なサービスのイメージ>に関して),

p15(中段の「資料の取寄せの利便性向上」に関して),

p18(「資料搬送の拠点としての流通支援」および「学校における読書・学習活動の充実に向けた支援」に関して)

「資料搬送の拠点としての流通支援」および「学校における読書・学習活動の充実に向けた支援」として、県内の学校にも直接搬送を行っていただきたい。

p11(主に後段の<新県立図書館の主なサービスのイメージ>に関して),

p17(「人材育成と運営支援」に関して)

開架書架の存在やお客様への対応を通じて司書職員が修得できていたノウハウがあるはずであるが、この基本計画では地域資料以外ではその現場を失うことになる。現場で得ていたノウハウを、今後どのように育成していくか、方策を示していただきたい。

p11(主に後段の<新県立図書館の主なサービスのイメージ>に関して),

p15(「資料の取寄せの利便性向上」について)

紙媒体の蔵書の利用を、市町村立図書館を通じての貸出を中心にするのであれば、貸出冊数の上限は利用する市町村立図書館の利用冊数とは別枠にしていただきたい。現在は他館からの取り寄せとして、利用する市町村立図書館の貸出上限の枠内に含まれることもあるように思われる。

p16

電子書籍サービスを導入する場合には、長野県の「デジとしょ信州」のように県内市町村と共同で導入を進め、県民全体に一体的なサービスが提供されるのが望ましいと思われる。また、導入の際には県立学校に在籍する児童・生徒にはIDをあらかじめ発行・配布し、特段の申込をせずとも利用できるようにしていただきたい。

p18(「学校における読書・学習活動の充実に向けた支援」の項目に関して)

実効性のある取り組みになるよう、他の図書館で「学校図書館支援センター」と称されているような、学校図書館支援を担当する部署を設置していただきたい。

p18(「学校における読書・学習活動の充実に向けた支援」の項目に関して)

地域資料以外は県立図書館で直接ブラウジングすることができなくなるのであれば、県内の各学校に蔵書の現物を見ることができる機会を設けていただきたい。例えば、テーマ別の資料セットなど学校が希望する資料を、年数回、定期的に県内の学校を巡回車で回り、必要な資料は借りることができるといったような方策を行っていただきたい。また、貸出期間についても伸ばしていただきたい。

p22-26p25下部の図ほか当該ページ全体を通じて)

窓口と書庫が別の箇所(北部地域振興交流拠点A棟内と熊谷地方庁舎A駐車場)になるのは、運営上非効率に感じられる。窓口や地域資料の収集・保存機能も書庫棟(熊谷地方庁舎A駐車場)に設置するなど、1か所にすべきではないか。

p22-26p25下部の図ほか当該ページ全体を通じて)

整備予定地は「重ねるハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/
hazardmap/maps/index.html
)」によると、洪水浸水想定区域(想定最大規模)における想定浸水深が、2か所とも0.5m3.0mとなっている。特に地域資料は北部地域振興交流拠点A棟の中2階での保存となっているが、水害被害の防止のためには地面からの高さを十分に取る必要がある。県立図書館の貴重な蔵書を災害から守るため、蔵書を排架する書架は書庫棟(熊谷地方庁舎A駐車場)も含め、十分に高い位置に設置していただきたい。


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