学校図書館で子ども達の相手をする図書館職員は、さまざまな形での配置であるため、仕事の上での制約や不安を抱えながら、職務をはたしています。学校図書館問題研究会は、学校図書館に働く職員のあり方として、図書館専任(専任)の専門職員(専門)、さらに正規職員(正規)であるべきであることを、1994年の全国大会総会時に確認しています。
しかし、自治体によってさまざまな条件の人が配置されてきています。そういう中、2000年の総会において、学校図書館問題研究会は学校図書館の研究団体として、学校図書館に‘人’を置くならこういう条件を備えているべきだ、ということをきちんと表明していく必要があるという提案がなされました。それを受けて、事務局および全国委員会で原案を作成し、2001、2002年と2年間に渡って、総会や分科会で検討を進めてきたものです。