テーマ;オリエンテーションについて~Power Pointを使って~
日時;12月26日(月)10:00~13:00
会場;植草学園文化女子高等学校図書館
参加者;5名
発表
まず、実際にPower Pointで、オリエンテーションプログラムを作成してきた2名が、生徒を前にしたつもりでプレゼンテーションを行った。
作成の意図
♦Kさん(高校)
勤務校では、図書館オリエンテーションも新入生ガイダンスに組み込まれている。体育館で行われる。今までは利用案内を配布して説明してきたが、パワーポイントを使ったプレゼンができると、より効果的であろう。
♦Aさん(小中兼務)
今回作成したのは小学校版。
小中複数校兼務なので、担当している学校でも自分がオリエンテーションできない学校がある。その場合、担当の先生に、紙媒体の案内だけでなくパワーポイントの資料も渡せればよりわかりやすいものになるだろう。初めて取り組んだので、とりあえず小学校版を作ったのだが、中学校版にも挑戦したい。
その他
他の参加者は、Wordで作成してきた文書をスクリーンに写したり、持参した利用案内をもとにしたりしてオリエンテーションについて説明した。
討議
パワーポイントの基本は、Wordで作成した文書を紙芝居の1枚1枚のようなスライドに置き換えることである。そう考えると取り組みやすくなる。それを見栄えよくわかりやすくレイアウトを工夫したり、次のスライドに切り換える(画面切り換え)ときアニメーション効果で色を変えたり横滑りに文字が現れるようにしたりして、より楽しいプレゼンにすることができるのがよくわかった。
二人の発表者は、例会のために苦労して作成したというが、出来上がったものを見せてもらうと、やはり視覚に訴える力は大きいという感想が皆から語られた。
ただ、オリエンテーションは1校専任の小中の場合だと、図書館で1クラス1~2時間もらって行うことが多い。利用案内の書かれたパンフレットを配布して口頭で説明。大きな図解が必要であれば黒板や模造紙に書いて提示している。ブックトークや本の検索の演習を入れる人もいるだろうが、館内で行っていれば、目の前にある本を使えばよい。
今日プレゼンを行った二人のような学校事情があれば別だが、PC、プロジェクター、スクリーン、場合によってはレーザーポインタまで準備して行う必要がなかなか感じられないのではないだろうか。
しかし、今日の実践例を見て、凝ったプレゼンをする技術はなくとも、基本に沿ってとにかく一つ作ってみようということになった。
会場校も同じでPCの台数を増やしてもらい、作成してきたものはより良いものに、作り方がわからない人には頼りないが手助けになるような会にしたいということで意見が一致した。
オリエンテーションであれば、学校図書館に勤務する誰でも資料を持っている。これを作ってそれからいろいろ応用していくために、次回3月例会も、パワーポイントPart2ということで行うことにした。