学校図書館問題研究会(がくとけん)は、学校図書館に関わる職員や学校図書館に関心のあるみなさんのための研究団体です。

 
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 つの実践報告  
  2日目(8月6日) 9:30~12:30 




  ・実践報告のアクセス先(Zoom IDとパスワード)と、

   資料フォルダにアクセスするためのアドレス(QRコード)は      
   開催日3日前までにご登録のメールアドレスにお送りいたします。

  ・マイクは司会・進行担当者から指示がない限り、ミュートでご参加ください。

 

1 「いないよりはいた方がいい学校司書」からの脱皮

加藤容子さん(岡山県津山市立津山西中学校 学校司書)


 図書館は利用されて充実します。学校司書も利用されて成長できます。利用されることにこだわって活動しますが、それが最終目的ではありません。子どもたちが自由に学び、人間として育っていくような活動をつくりたいと腐心しているところです。成果のほどはなおおぼつきませんが、①新年度に全学年におこなう図書館オリエンテーション、②学校図書館を活用した授業についての実践、③学校に図書館があることで、どんな学びが広がるかを考察します。是非、みなさんのご意見もください。
 図書館の活動では、利用者を知る、「本」を知る、利用者と利用者が求める「本」とを確実につなぐ、この3点を押さえることを心がけています。それを重ねていくことが、「いないよりはいた方がいい」から脱皮し、「学校司書の助けが必要」に向かう道ではないかと思います。具体的に3点をどう押さえたかを報告できたらと考えています。

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2 埼玉県の司書研修

木下通子さん(埼玉県立浦和第一女子高等学校 担当部長兼主任司書)

 埼玉県は1960年代から高校図書館に司書の配置が始まり、1975年から県立図書館と一括採用で、司書採用試験が始まりました。1979年には全日制高校への全校配置が実現しましたが2000年から採用試験が中断し、混沌とした時代に突入します。それを打破しようと学校司書の働きと学校図書館の必要性を広く県民のみなさまに訴えた活動が実り、2013年に採用試験が再開。現在は毎年10名以上の人が司書として採用される県となりました。
 採用試験再開後は、県立図書館との実践交流も活発になり、高校司書が公立図書館の研修に参加できるようになりました。また、司書の5年経験者共通研修が始まり、その研修も県立図書館と合同で行っています。 専門職として採用された埼玉県の司書が、どのような研修を受けていて、その研修にどんな効果があるのか、コロナ禍でどう変わったか、実践報告を通して検証してみたいと思います。

 
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