日時;2006年12月26日(火)10:00~12:00
会場;植草学園文化女子高等学校図書館
参加者;13名(助言者含む)
助言者 桑田てるみ氏(カリタス女子中学高等学校司書教諭)
まず、桑田さんに「パスファインダー
(pathfinder)とはどういうものか」から講義していただき、その後実習を行いました。ワークシートも用意していただき、初心者にも作りやすかったです。
パスファインダーの定義、効果、注意の説明がありました。
注意:パスファインダーの目的は、あくまであるテーマに関して調べる場合の道筋となる様々なメディアの資料・情報を示すものなので、ブックリストとは目的が違うということ。本を例示する場合も数冊に絞ること。特に重要なのは『キーワード』である。web上で登録制のパスファインダーバンクが立ち上げられ、大学間等で情報共有して効果を上げています。3つのパスファインダーバンクを紹介していただき、参考にしました。
私立大学図書館協会のパスファインダーバンク
北広島市図書館のパスファインダーバンク(パスファインダー倶楽部・北海道)
愛知淑徳大学図書館パスファインダーサイト 他に高校図書館の担当者が作成したパスファインダー等もあります。ぜひ、参考にしましょう。
*パスファインダーは、小学校では難しいかもしれないが、
『クックとタマ次郎の情報大航海術-図書館からはじめる総合学習・調べ学習』(片岡則夫著/リブリオ出版/2001)
に紹介されている「図書館探検のガイドマップ」が良いのではないかというご意見をいただきました。高校生にも参考になる本です。特にテーマが決められず迷っている生徒には、この本の「発想ひまわり」や学びのための「手がかりチャート」のページが役立つでしょう。
<その他参考図書>
パスファインダーを作ろう-情報を探す道しるべ(全国学校図書館協議会/2005)
パスファインダー・LCSH・メタデータの理解と実践-図書館員のための主題検索ツール作成ガイド(愛知淑徳大学図書館/2005)
<感想>・パスファインダーがどういうものかよくわかった。・検索オプションの使い方を教えていただいてよかった。・オリエンテーションで使えそうだ。・小学校では、中高でパスファインダーが使えるようになるように、担任の先生と協働して、苦も無く資料を手にできる子ども-文章を読める子ども-を育てなくてはと改めて思った。
・担任の先生に授業のねらいをよく聞いてから、作ることが大事であろう。作品は児童生徒のみならず、司書にとっても、役立つものとなるだろう。