日時;2015年8月20日(木)10:00~14:30
会場;市川市立第七中学校図書館
参加者;50名
2014年8月の例会で、齊藤誠一先生からレファレンスについて学びました。さらに深めたいという希望が多くあり、Part2をお願いしました。
レファレンス入門-利用者とのコミュニケーションを考える-前回の内容をふり返って 今回が初めての参加者が半数ほどいましたので、まず、昨夏の復習をしました。齊藤誠一先生の経験談を交えて、今回も楽しい講義をしてくださいました。
昼食前にはレファレンスの課題が出され、休憩時間中に中学校図書館の本を使って、多くの方が取り組みました。
レファレンス記録の残し方とその活用を考える-レファレンスを明日につなぐために&子どもたちの調べる技術の向上のために
先生の指導によってレファレンス記録が変化していった事例を見せていただき、また、休憩中に取り組んだ課題の解説をしていただきながら、レファレンス記録を残す意義や記録の残し方について具体的に教えていただきました。
<講義から>
☆記録を残すことがレファレンス・スキルの向上につながる。言い換えればそれは図書館員の技量が問われるサービスである。
☆学校図書館においては、図書館員の記録だけでなく、子どもたちの使い方としても役立つであろう。
☆今の時代、利用者はインターネットで既に調べている場合が多いので、それ以上のものを提供する!
☆基本レファレンス資料を覚える。日常の書架整理によって全体把握する。
☆国立国会図書館のレファレンス共同データベースを活用しよう!
☆忙しくても将来使われることを想定して、情報源(出典)を正確に効率的で必要な記録を残す。
☆利用者が図書館員を育てている。記録を残すことが大事。フットワークを使って利用者と一緒に調べよう。
☆知識、技量、経験、そしてホスピタリティーと情熱で取り組むこと。
☆レファレンス・インタビューの重要性→コミュニケーション能力と聴く技術。
2014年8月の例会報告と合わせて読んでいただくと、よくわかると思います。前回の復習で出てきたお言葉。
「元気な図書館員が子どもたちを元気にする!」
「フットワーク軽く情熱をもって」
肝に銘じてきちんと子どもたちと向き合って、笑顔で、フットワーク軽く、お仕事していきましょう。レファレンス等で困ることがあれば、国立国会図書館のデータベース等を参考にしたり、支部メーリングリストを使ったりしてみましょう。